DREAM ENERGY ドリーム燃料製造装置
ドリーム燃料製造装置
炭酸ガスと水から石油(n-アルカン)を合成できる石油生産装置を販売しています。
常温常圧で効率的に石油を化学合成、
しかも燃焼後に硫黄酸化物SOXや窒素酸化物NOXが出ません。
生産できる石油は軽油や重油など様々。
それらをドリーム軽油※、ドリーム重油、総称ドリーム燃料と呼んでいます。
炭酸固定による再生エネルギーの製造を可能とした、
地球にも人体にも優しい、まさに脱炭素社会に向けた夢の再生燃料製造装置です。
ドリーム燃料製造装置
-
POINT 01
炭酸ガスと水で石油を生産できる
石油は、炭酸ガス(CO2)の超微細気泡と特殊光触媒から作る活性化水(ラジカル水)に、 種となる石油を混合することで製造します。 非生物的石油生産であり、材料が枯渇することも事実上ありません。
-
POINT 02
総発熱量は市販石油とほぼ同じ
本装置で製造したドリーム燃料(新油)と種とした市販石油(元油)は
どちらも同程度の発熱量です。
新油 46,010J/g
元油 45,990J/g※日本工業規格JIS K2279による測定結果。
-
POINT 03
安価なランニングコスト
ドリーム燃料の生産は、常温常圧。 巨大な設備も必要としません。 そのため、安価なランニングコストを実現しました。
-
POINT 04
装置の大きさは20ftコンテナ2.5台分
石油を造る装置と聞くと、巨大な設備を想像するかもしれません。
このドリーム燃料製造装置は、20ftコンテナ2.5台分に性能をコンパクトに集約、
極めて高い生産性を実現しました。※20ftコンテナ外寸(ISO規格):6,058x2,438x2,591mm
-
POINT 05
軽油も重油も灯油もできる
ドリーム燃料の製造には、水と炭酸ガスの他に、 種となる石油(元油)が必要です。
元油が軽油なら、できるのはドリーム軽油、
元油が重油なら、できるのはドリーム重油。
テトラデカンも同様です。
さらにはドリーム軽油からはドリーム軽油ができます。
つまり、用いた油を鋳型として新たな油が合成されるのです。 -
POINT 06
燃焼後にSOXを出さない
本装置で製造したドリーム燃料は、硫黄(S)や窒素(N)を含みません。
そのため燃焼しても、ぜん息や酸性雨、また光化学スモッグの原因ともなる
硫黄酸化物SOXが発生しません。
窒素酸化物NOXも、空気中のN2由来のNOX以外は発生しません。 -
POINT 07
ドリーム軽油で燃費性能が最大1.4倍に増加
本装置で製造したドリーム軽油は日本工業規格(JIS)に適合しています。
これを使うと車のエンジン燃費性能は1.15~1.4倍※に
走行距離を延ばすことに成功しました。
しかも、煤(すす)が激減。排気ガスがきれいになるばかりではなく、
エンジン音も静かに。ノッキングもほとんど発生しなくなりました。※数値は一例です。
-
POINT 08
地球温暖化防止に大きく貢献
ドリーム燃料の材料の1つが炭酸ガス(CO2)。 つまり、製造により炭酸ガスを消費します。 このことは企業レベル、また国家レベルで排出権取引※1を有利にできます。 また、究極の炭素中立※2(カーボンニュートラル)の実現が期待でき、脱炭素社会に貢献します。
※1 排出権取引:各国家や企業には温室効果ガスの排出許容枠があり、余った排出枠を、超過してしまった企業や国家とトレードできる制度。 ※2 炭素中立:人為的活動の際に排出されたCO2と吸収されるCO2が同じ量という概念。 -
POINT 09
ビジネス競争力の向上
ドリーム燃料により、トラックや船などの燃料費の削減、
また、火力発電にも利用されれば、将来的に電気代も安くなることが期待できます。
これはビジネス競争力のベースアップ、ひいては国際競争力も高めます。
ドリーム燃料ができる仕組み
-
STEP 01
炭酸ガス(CO2)のナノバブル(超微細気泡)を水に供給します。
ナノバブルはナノメーターオーダーの気泡です。
この気泡は水面に上昇せず、水中に滞留します。 -
STEP 02
特殊光触媒※カラムにStep1の水を通し、微量酸素の存在下で
水を循環させつつ紫外線を照射します。※特許取得済み PDF
すると酸素がオゾンに変化。オゾンが光触媒と反応し
ヒドロキシラジカルなど反応性の高い活性酸素種が発生します。
この活性酸素が炭酸ガスを一酸化炭素に還元します。2CO2 ⇒ 2CO + O2(反応1)
光触媒により、水が分解され水素と酸素が発生します。
2H2O ⇒ 2H2 + O2(反応2)
反応1と2で、
CO2 + H2O ⇒ CO + H2 + O2(反応3)
となり、一酸化炭素と水素が発生した、化学反応を起こしやすい
ラジカル状態の活性化水となります。 -
STEP 03
活性化水と、炭化水素(種となる石油)を混合します。
すると、乳化して白濁します。 -
STEP 04
さらに、空気中の炭酸ガスが吸収されます。 すると、反応3で生じた一酸化炭素と水素がラジカル重合で連鎖反応し、 炭化水素(石油)が発生します。
nCO + (2n+1) H2 ⇒ CnH2n+2 + nH2O (反応4)
したがって、
nCO2 + (n+1) H2 ⇒ CnH2n+2 + nO2 (反応5)
静置すると、水層と油層に分離します。
水が10%減少し、炭化水素(石油)が約10%増量しました。
市販の軽油とドリーム軽油を比較
-
見た目の比較
見た目はドリーム軽油(右)の方がやや薄い色をしています。
-
成分の比較
炭素数毎の成分分布は以下の通りです。
Original oil New oil C8 or less 2.11 1.41 C9 4.75 3.20 C10 9.93 6.78 C11 9.23 6.92 C12 7.38 6.06 C13 6.90 6.18 C14 7.16 6.93 C15 8.84 9.32 C16 7.99 9.24 C17 7.69 9.21 C18 6.72 8.91 C19 6.06 8.06 C20 3.86 5.16 C21 3.16 4.13 C22 2.49 3.26 C23 1.92 2.19 C24 1.47 1.46 C25 0.97 0.81 C26 0.65 0.43 C27 or more 0.73 0.37 成分比率の差は以下の通りです。
いずれの炭素数も3.2%以内の差であり、ほぼ同等の成分であることがわかります。 -
特性の比較
ドリーム軽油はどの特性も、市販の軽油とほぼ同等でした。
Item Results Method Original oil New oil 1. Reaction – Neutrality Neutrality JIS K2252 2. Flash point(PMCC) ℃ 73.0 82.0 JIS K2265-3 3. Kinematic Viscosity(30℃) mm2/s 3.479 3.710 JIS K2283 4. Pour point ℃ -15.0 -12.5 JIS K2269 5. Residual carbon Mass% 0.01 0.04 JIS K2270-2 6. Water, KF method Mass% 0.0063 0.010 JIS K2275 7. Ash content Mass% 0.001 0.001 JIS K2272 8. Sulphur content Mass% 0.0007 0.0007 JIS K2541-6 9. Density(15℃) g/cm3 0.8295 0.8311 JIS K2249-1 10. Distillation Temperature JIS K2254 10% distillation temp. ℃ 217.0 226.0 50% distillation temp. ℃ 271.5 274.5 90% distillation temp. ℃ 326.0 328.5 11. Cetane index – 56.2 56.9 JIS K2280-5 12. Gross heat of combustion J/g 45,990 46,010 JIS K2279 13. Cold filter plugging point ℃ -10 -10 JIS K2288 JIS:Japanese Industrial Standards
装置外観
石油製造装置の全ての性能を20ftコンテナ2.5台分に集約しました。
こんな事業者様におすすめ
- 運送会社
- バス協会
- 船会社
- 漁協